中古ワンルームマンション投資が会社員にオススメできる理由とは?注意点や始め方も徹底解説!

公開日:2025.01.06

最終更新日:2025.01.06

監修者:室田雄飛

執筆者:七海 碧

不動産投資の中でも注目集めている中古ワンルームマンション投資は、多くの人にとって魅力的な投資方法です。中には金持ちしか始められないなどの誤解している人もいますが、メリットが多く、初めての不動産投資に向いている投資手法といえます。

お金を借りて投資を始められるので、自己資金があまりない人でも大きな資産を築くことが可能です。会社員のように本業が忙しくても、管理を委託すればほとんど手間をかけることなく運用ができるのです。

本記事では中古ワンルームマンション投資のよくある誤解を紹介したうえで、すぐに始めるべき理由や、その際に確認すべき点などを詳しく解説していきます。他の投資手法と比べても数多くのメリットがあるので、経済的に豊かになって日々の暮らしをより充実させたいと考えている人は、ぜひ前向きに検討してみてください。

本記事では中古ワンルームマンション投資の始め方についても解説しています。リスクなどがあるから不安でなかなか最初の一歩が踏み出せない…という人は、J.P.RETURNSの無料相談を活用してみてください。プロのコンサルタントがあなたの投資方針に合わせた適切な物件を紹介致します。

中古ワンルームマンション投資とは

中古ワンルームマンション投資は、比較的少額から始められる不動産投資の一つです。物件を購入して賃貸に出し、毎月の家賃収入を得る投資方法として注目を集めています。不動産価値の目減りが新築より少なく、維持管理も比較的容易なため、安定した資産運用の手段として人気となっています。

中古ワンルームマンション投資は、いくらかの自己資金とローンを組み合わせて物件を取得し、入居者からの家賃収入で毎月のローン返済をするというシンプルな仕組みです。必要な己資金額は物件の収益性や個人属性によって異なります。

家賃収入から管理費などの経費を差し引いて余ったお金が利益です。

この投資方法の特徴は、単身者向け物件を扱うため需要が安定している点にあります。都市部では独り暮らしの社会人が多く、入居率を維持しやすい傾向があるのです。また、管理会社に運営を任せられるため、不動産オーナーの業務は限定的なので初心者でも取り組みやすい利点があります。

中古ワンルームマンション投資は、将来の資産形成や老後の収入確保を目指すに適しています。物件価格が比較的手頃なうえ、ローン返済後は家賃収入がほとんど利益となり、相続対策としても活用できるため、長期的な資産運用の選択肢として魅力的です。とりわけ、インフレ対策や年金補完の観点から、会社員の方々にとって実践的な投資手法といえるでしょう。中古ワンルームマンション投資は、資産運用の一つであると解釈されているので、副業禁止の会社員でも問題なく運用できます。

中古ワンルームマンション投資のよくある誤解

「中古ワンルームマンション投資はやめた方がいい」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、その理由を聞いてみるとほとんどが誤解です。よくある誤解の内容について解説していきます。

・ワンルームマンションは詐欺である
・たくさんのお金がないと始められない
・周辺に大きな会社の工場があれば安泰である

ワンルームマンションは詐欺である

中古ワンルームマンション投資を詐欺である」と誤解しているは少なくありません。確かに、悪質な業者による被害事例がメディアで取り上げられることも多く、このような認識が広まった背景には一定の理由があります。

しかし、実際には、多くの投資家が中古ワンルームマンションを通じて、着実な資産形成を実現しています。物件の価値や立地を適切に見極め、信頼できる不動産会社と取引を行えば、安定した家賃収入が見込める投資手法なのです。

投資詐欺といわれる事例の大半は物件の実態を確認せずに契約を結んだり、おいしい説明ばかりをする悪徳業者を信じて購入したりしたケースとなります。重要なのは、購入する不動産投資会社をしっかりと調べたうえ、紹介された物件も営業担当者の話をすべて鵜呑みにするのではなく、周辺相場や入居率などを慎重に自らで調査することです。

最低限の知識と準備を持って取り組めば、中古ワンルームマンション投資は堅実な資産形成の手段となり、ゆとりを持った暮らしを実現できるツールとなるでしょう。実際、多くの投資家が長期的な視点で安定した収益を得ており、リスクを適切に管理したうえでの不動産投資として高い評価を得ているのです。

たくさんのお金がないと始められない

中古ワンルームマンション投資というと、多額の資金が必要だと考えるが多いようです。確かに物件価格は数千万円以上になりますが、実際には想像以上に少額から始められます。

その理由は、投資に必要な資金のほとんどを金融機関からの融資で賄えるからです。物件価格のほぼ全額をローンで借り入れるのも珍しくありません。

条件次第では10万円程度の自己資金から始められる可能性もあります。例えば、立地の良い優良物件で、かつ投資家本人の年収や職歴などの個人属性が良好な場合、金融機関は融資に前向きな判断を下すことが多いのです。

このように、中古ワンルームマンション投資は、必ずしも多額の自己資金を必要としません。

周辺に大きな会社の工場があれば安泰である

不動産投資において、大手企業の工場が近隣にあれば安定した需要が見込めると考える方は少なくありません。確かに、従業員の住居需要が見込めるため、一見すると安定的に家賃収入を得られる投資先に映るかもしれません。

しかし、この考えには大きな落とし穴があります。特に地方エリアで、一社の工場のみに依存している場合、そのリスクは想像以上に高いものとなります。なぜなら、工場の撤退や移転になると、その地域の賃貸需要は一気に減少してしまうからです。

大手自動車メーカーの工場移転により、周辺賃貸物件の空室率が急上昇した事例も報告されています。さらに、工場の規模縮小や人員削減が発生すれば、同様の影響を受けるでしょう。

一社への依存度が高い物件は避け、複数の企業や産業が集積する地域を選ぶのがリスク分散の観点から重要になります。また、工場だけでなく、商業施設など、多様な需要が見込める立地を選定すると、空室リスクを大幅に下げられるでしょう。

中古ワンルームマンション投資をすぐに始めるべき理由

中古ワンルームマンション投資を始めれば、着々と自分の資産を築け、経済的な不安をやわらげてくれます数あるすぐに始めるべき理由のうち以下の5つに絞って解説していきます。

・少ない自己資金でも始められるから
・本業が忙しくても手間なく運用できるから
・早く始めればその分資産形成に有利だから
・長期的には成功する確率が高いから
・インフレ対策になるから

それぞれ詳しく説明していきます。

少ない自己資金でも始められるから

中古ワンルームマンション投資の魅力の一つは、まとまった資金がなくても始められる点です。

ローンを活用すれば、物件価格のほとんどを借り入れできます。つまり、数千万円規模の物件でも、数十万円程度の自己資金があれば投資を開始できるのです。この低い参入障壁を活かし、早期に投資を始めることで、大きなメリットが生まれます。

特に重要なのは、投資開始時期と将来の資産形成の関係です。ローンの返済は通常30〜35年かかりますが、早く始めれば当然、早く完済できます。ローン完済後は家賃収入のほとんどがそのまま利益となるため、老後の資金として活用しやすくなります。定年前に完済できると、大きな副収入となるので、己資金の減少を緩やかにでき、経済的な不安が少なくなるでしょう。

本業が忙しくても手間なく運用できるから

中古ワンルームマンション投資は、多忙な会社員にとって理想的な資産運用方法です。不動産投資というと、入居者対応や建物管理など、さまざまな業務が発生すると考えがちですが、実際はそれほど手間がかかりません。

その理由は、ほとんどの業務を管理会社に委託できるからです。入居者募集から家賃回収、さらには入居者とのトラブル対応まで、管理会社が一括して担当します。オーナーは毎月の収支報告を確認するだけで、大きなアクシデントがない限りは、日々の運営に関わる必要はありません。

実際、動産投資家の約8割が管理業務を外部委託している現状からも、この運営方法が一般的であると分かります。管理会社への委託費用は家賃収入から捻出でき、手間をかけずに安定した収益を得られる仕組みが確立されているのです。

このように、本業に専念しながらでも無理なく資産運用を進められるのは、投資をすぐに始めるべき大きな理由となります。

早く始めればその分資産形成に有利だから

中古ワンルームマンション投資は、早期に始めるほど将来の資産形成に大きな効果をもたらします。特にローンの返済期間を考えると、資開始時期の違いは老後の生活に大きな影響を与えるのです。

例えば、30歳で投資を始めれば、65歳の年金受給開始までにローンを完済する計画が立てやすくなります。これにより、年金収入に加えて毎月の家賃収入が見込め、経済的にゆとりのある老後を実現できます。一方、投資開始が遅れると、年金受給年齢までの完済が難しくなってしまうでしょう

ローン完済後は物件を借金なしで所有している状態なので、予期せぬ支出があった際の備えにもなります。例えば、まとまった資金が必要になった場合、物件を売却して資金を捻出するのも可能です。

このように、中古ワンルームマンション投資は、開始時期が早ければ早いほど、将来の選択肢が広がります。老後の安定した収入源を確保し、より豊かな生活を実現するためにも、条件が揃っているなら、早期に投資を始めるのがおすすめです。

長期的には成功する確率が高いから

中古ワンルームマンション投資は、長期的な視点で見ると非常に安定した投資方法です。確かに、不動産市場の短期的な価格変動は、プロの投資家でも正確な予測が困難です。しかし、10年、20年という長期スパンでは、物件価値は比較的安定した推移を示すことが分かっています。

特に、都心部や交通利便性の高いエリアでは、単身者向け賃貸需要が継続的に存在します。このため、優良物件を購入できれば、安定した家賃収入を得られる可能性が高いといえるのです。

また、利便性の高い地域の物件は、今後さらに希少価値が高まると予想されます。人口減少社会においても、都市部への人口集中は続くと見られており、優良な立地の物件は中長期的な値上がりも期待できるでしょう。

このように、長期的な成功確率が高い投資であるからこそ早期に始めることで時間を味方につけるのが賢明です。物件選びを慎重に行い、長期的な視点で運用すれば、着実な資産形成を実現できる投資手法といえるでしょう。

インフレ対策になるから

インフレとは、物価が持続的に上昇する経済現象です。近年、食料品や光熱費など、生活に必要な支出が増加し、多くの人々の家計を圧迫しています。

中古ワンルームマンション投資がインフレ対策として優れている理由は、まず家賃収入の特性にあります。一般的に、物価上昇に伴い賃料相場も上がる傾向を示すため、家賃収入はインフレに応じて自然に増加していくでしょう。

また、不動産そのものの価値も、インフレ環境下では上昇する傾向にあります。特に都心部の優良物件は、希少価値が高まることで、物件価値の上昇が期待できます。つまり、資産価値の目減りを防ぎながら、安定した収入を確保できる投資手法なのです。

物価上昇によって現金価値が相対的に低くなります。多くの不動産投資家は借り入れをしているため、現金価値の低下は借金の負担感減といえるのです。この3つの側面から、中古ワンルームマンション投資は、効果的なインフレ対策になるといえます。

中古ワンルームマンション投資を始める際に確認すべきポイント

本章では中古ワンルームマンション投資を始める際、失敗しないために確認すべきポイントを3つ紹介します。自分で物件探しをする際や、物件を提案された際のチェックリストとして利用してみてください。

・周辺環境や再開発計画などの事前情報を整理してから現地確認を必ず行う
・価格が高ければ優良物件というわけではない
・ストレスを掛け楽観的なシミュレーションをしない

順番に解説していきます。

周辺環境や再開発計画などの事前情報を整理してから現地確認を必ず行う

不動産投資で成功できるかは、物件選びで大きく左右されます。そのため、投資判断を行う前に、周辺環境や再開発計画などの情報を調査したうえで、現地確認を行うのが重要です。

事前調査では、駅からの距離、商業施設の有無、治安状況といった基本情報に加え、今後の再開発計画や周囲の商業施設の建設予定なども確認します。これらの情報は、将来の資産価値や賃料相場に大きな影響を与える要素となります。

しかし、書類やウェブサイトの情報だけでは、実際の生活のしやすさや周辺環境の雰囲気は分かりません。現地を訪れると、道路の騒音レベルや日当たり、街の雰囲気、入居者層など、紙面では把握できない重要な情報を直接確認できます。

このような丁寧な調査をすると、長期的な収益確保できる物件にたどり着きやすくなるのです。

価格が高ければ優良物件というわけではない

不動産投資において、高額な物件が必ずしも優良物件とは限りません。時として、周辺相場よりも割高な価格設定がされているだけのケースもあるのです。

物件の適正価格を見極めるには、同じエリアの類似物件との価格比較が重要です。築年数、広さ、駅からの距離などの条件が似た物件の相場を調べると、価格の妥当性を判断できます。

自分で妥当な価格なのか判断するのに不安を感じる方は、不動産投資会社が厳選した物件を検討するのも選択肢の一つです。実績のある不動産投資会社は、収益性や将来性を考慮して物件を選定しており、投資初心者でも安心して物件選びを進められます。

価格だけでなく、長期的な需要や家賃額など、総合的な視点から物件を評価すると、り成功確率の高い投資となるでしょう。

ストレスを掛け楽観的なシミュレーションをしない

不動産投資では、適切な条件で収支シミュレーションをするのが重要です。楽観的なシミュレーションは、将来的なリスクを見誤る原因となります。むしろ、厳しめの条件で収支計画を通して、購入すべきかを判断できるのです。

例えば、空室率を低めに見積もったり、修繕費用を過小評価したりすると、予期せぬ事態が発生した際に資金繰りが急激に悪化する恐れがあります。賃料の値下がりや大規模修繕の必要性など、不測の事態は必ず起こるものと想定すべきでしょう。

一方、厳しめの条件を想定してもなお収支が成り立つ物件であれば、実際の運営ではより余裕を持った資金計画が立てられます。家賃の下落や空室期間が少し続いても、慌てることなく対応できるのです。

シビアなシミュレーションを行いそれでも採算が取れる物件を選ぶと、多くの失敗を防げるでしょう。

中古ワンルームマンション投資のメリット

本章では中古ワンルームマンション投資の数あるメリットの中から、特に重要となる5つに絞って説明していきます。中には生命保険効果など、他の投資手法では見られない不動産投資ならではの特徴もあります。

・新築と比べて資産価値が安定的である
・レバレッジ効果によって大きな資産形成ができる
・生命保険の効果も期待できる
・相続税対策となる
・融資を受けやすい

それぞれ解説していきましょう。

新築と比べて資産価値が安定的である

中古ワンルームマンション投資の大きな特徴は、新築物件と比べて資産価値の変動が緩やかな点にあります。新築マンションは、き渡し後すぐに資産価値が下がる「新築プレミアム」の影響を受けやすいのです。

一方、中古物件は築年数による大きな価値変動がすでに終わっているため、資産価値は比較的安定しています。特に、利便性の高い立地にある物件は、築年数に関係なく、安定した需要が見込めるでしょう。

この資産価値の安定性は、投資家の心理面でも重要な意味を持ちます。急激な価値下落に悩まされるケースが少ないため、長期的な視点で冷静な投資判断を続けられます。また、将来の売却時期についても、焦らずに計画的に検討できるのも大きなメリットです。

レバレッジ効果によって大きな資産形成ができる

中古ワンルームマンション投資におけるレバレッジ効果は、金融機関からの借り入れを利用して、少額の自己資金で大きな資産を保有することで得られます。中古ワンルームマンション投資では、この効果を最大限に活用して、少ない自己資金でも効率的な資産形成が可能です。

例えば、3,000万円の物件を購入する際、100万円の自己資金で2,900万円を借り入れるケースで考えてみましょう。この場合、毎月の家賃収入でローンの返済を進めながら、3,000万円分の資産を所有できます。物件価値が10%上昇すると、単純計算で300万円の値上がり益が生まれます。これは借り入れをして購入した物件だからこその効果です。

このように、借入金の活用によって、自己資金以上の資産を運用できるのが大きなメリットです。さらに、複数の物件を所有すると、加速度的に資産拡大を進められるでしょう。

生命保険の効果も期待できる

中古ワンルームマンション投資では、ローンに付帯する団体信用生命保険により、家族の将来も守られます。この保険は、ローン契約者が万が一の際に、残りの借入金を保険で返済してくれる仕組みです。

つまり、投資家が不測の事態に見舞われても、遺された家族は借金を背負うことなく、物件を相続できます。相続後は、そのまま賃貸運用を続けて毎月の家賃収入を得るか、物件を売却してまとまった資金を手にするか、状況に応じて選べるのです。

通常の生命保険と異なり、保険料を追加で支払う必要がありません。たいていはローンの金利に含まれているため、実質的な負担増なく、保障を受けられます。

このように、中古ワンルームマンション投資は、資産形成と同時に、生命保険効果を併せ持つ、家族にとっても安心な投資方法といえるでしょう。

相続税対策となる

中古ワンルームマンション投資は、相続税対策としても効果的です。不動産の相続税評価額は、実際の市場価値よりも低く算定される特徴があるためです。

不動産の相続税評価額は、現金や預貯金と比べて優遇されています。立地や建物の状態など、条件によっては、市場価格の5割程度にまで評価額が下がるケースもあるのです。

例えば、5,000万円相当の不動産が2,500万円程度の評価額となれば、相続税の課税対象額を大幅に抑えられます。特に不動産を複数持っている場合、数百万円以上の節税効果が期待できるでしょう。

このように、中古ワンルームマンション投資は、資産運用としての収益性だけでなく、相続対策としても有効な手段となるのです。

融資を受けやすい

金融機関からの融資を受けやすさもメリットといえます。その理由は、中古物件の資産価値が比較的安定しており、金融機関にとってリスク評価がしやすいためです。

特に、築年数を経た物件は、すでに市場価値が安定しているので、将来的な価値の変動も予測しやすくなっています。また過去の中古マンション投資への融資実績データも後押しになります。

優良な立地の物件であれば、融資額もほぼ全額を借りられるケースもあるでしょう。

このように、中古ワンルームマンション投資は、不動産投資でつまずくポイントである融資審査の面でも投資家に有利な条件が整っているのです。

中古ワンルームマンション投資のリスクと対策

中古ワンルームマンション投資は数多くのメリットもありますが、投資である以上、当然リスクもあります。しかし、事前対策をしておくと、どれも致命的なリスクとはならないでしょう。以下のリスクとその対策について説明していきます。

・空室リスク
・資産価値減少リスク
・家賃下落リスク
・流動性リスク
・金利上昇リスク

 空室リスク

空室リスクとは、入居者が見つからず、家賃収入を得られない期間が発生するリスクです。これは中古ワンルームマンション投資において、最も一般的かつ大きなリスクで、収支に直接影響を与える要因となります。

対策としては、まず立地選びが重要です。駅から徒歩圏内で、コンビニや商業施設が近くにある物件は、入居需要が安定しています。また、物件の管理状態を良好に保ち、適切なリフォームやメンテナンスを行うと、入居者の満足度を高められます。

さらに、家賃設定を周辺相場に合わせるのも、空室期間を最小限に抑える対策です。空室が長引く際は、相場より少しだけ家賃を低くするのも一つの手です。優良な管理会社と契約し、効果的な募集活動を行うのも、空室リスク軽減の要素なります。

 資産価値減少リスク

資産価値減少リスクとは、建物の経年劣化や市場環境の変化により、物件価値が低下するリスクを指します。このリスクは、将来の売却時の収益に大きく影響を与える可能性があります。

対策として最も重要なのは、資産価値が維持されやすい立地の物件選定です。都心部や交通利便性の高いエリアは、長期的に見ても需要が安定しています。また、築年数の古い物件でも、適切な修繕計画を立て、定期的なメンテナンスを行うと、価値の下落を抑制できるでしょう。

人気のあるエリアや再開発計画がある地域の物件を選ぶと、将来的な資産価値の上昇も期待できます。

 家賃下落リスク

家賃下落リスクとは、社会情勢の変化や競合物件の増加などにより、家賃収入が減少するリスクです。特に、新築物件の供給過多や景気悪化時には、家賃の値下げ圧力が強まります。

このリスクへの対策として、空室リスクや資産価値減少リスクへの対応と同様、魅力ある立地の物件を選ぶのが重要です。また、独自の強みを持つ物件(好立地、充実した設備など)は、競合との差別化を図る対策となるでしょう。

定期的な室内のリノベーションや設備の更新も効果的です。時代のニーズに合わせた設備を物件に設置することで競争力を保ち、家賃水準を維持できます。

 流動性リスク

流動性リスクとは、必要な時に適正価格で物件を売却できないリスクを指します。不動産は株式などと比べて即金性が低く、売却までに時間やコストがかかる可能性があります。

対策としては、時間に余裕を持って売却手続きを進めたり、多くの人に求められる人気物件を保有したりすることです。すぐに売却しなければいけない場合、金額を低くしたり、相手の言い値になってしまったりするので、その物件価値を最大化した金額で手放せなくなってしまいます。

そのため、時間的に余裕のある売却計画を立てるのがおすすめです。また、人気物件であれば、多くの買い手が集まるので価格を妥協せずとも、短期間での売却を目指せるでしょう。

 金利上昇リスク

金利上昇リスクとは、ローン金利上昇によって、返済額が増加するリスクです。変動金利を選択していると、市場金利の変動が返済額に影響します。

あらかじめ固定金利型のローンを選択するのも一つの対策です。特に、長期固定金利型は、返済額が確定するため、将来の資金計画が立てやすくなります。また、頭金を多めに用意するのも、借入額を抑え、金利上昇の影響を軽減できます。

変動金利を選択するなら、余裕のある返済計画を立ててください。収支シミュレーションの段階で、ある程度の金利上昇を想定し、その場合でも返済が続けられる物件を選べれば、リスクへの耐性を高められます

中古ワンルームマンション投資の始め方

中古ワンルームマンション投資の概要については理解したと思いますが、始めるまでの手順が大変だと思っている人も多いのではないでしょうか。もちろん、一定の手間はかかるものの、おおまかな流れを知っておくと不動産投資会社とのやりとりもスムーズに取り組めるでしょう。具体的には以下5つのステップです。

・ステップ①基礎を学ぶ
・ステップ②実績のある不動産投資会社を探す
・ステップ③物件を探し、契約する
・ステップ④引き渡しを受ける
・ステップ⑤物件を運用する

順番に解説していきましょう。

ステップ①基礎を学ぶ

中古ワンルームマンション投資を始める前に、まずは基礎知識の習得が大事です。投資の仕組み、メリット・デメリット、リスク管理、収支計算の方法など、基本的な事項の理解は必須です。

書籍やネットで学習できますが、何から始めたらいいか分からない人はJ.P.RETURNSの無料書籍無料動画を活用してみてください。必要な情報を端的にまとめており、スマホからも見られます。ぜひ通勤などのスキマ時間を活用してインプットしてみてください。

ステップ②実績のある不動産投資会社を探す

信頼できる不動産投資会社選びは、投資成功の重要な要素です。優良な会社は、豊富な実績と経験を持ち、顧客の要望に合う優良物件を提案できるでしょう。

会社選びのポイントとして、取扱物件数、過去の顧客評価、アフターサービスの充実度などが挙げられます。担当者との相性も大事なので無料個人相談を活用しながら、提案内容や対応の質を比較するのがおすすめです。

J.P.RETURNSでは平日の夜にも開催しているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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ステップ③物件を探し、契約する

物件選びでは、立地、築年数、価格、想定利回りなど、複数の観点から総合的に判断します。特に重要なのは、実際に現地を訪れ、周辺環境を確認することです。不動産投資会社を選んでいれば、厳選された物件の中から選べばよいので、そこまで物件探しに手間をかけずに済むでしょう。

物件を決めた後は売買契約を締結します。この際、特約事項や引き渡し条件などをしっかりと確認し、不明点は必ず質問してから契約を進めましょう。また同時に金融機関探しも行います。

ステップ④引き渡しを受ける

物件の引き渡し時には、不動産投資会社の担当者と一緒に細かなチェックを行います。具体的には、内装、設備の状態、鍵の本数など、細部にわたっての確認です。

送金と同時に引き渡しを受けて、正式にその物件のオーナーになります。

ステップ⑤物件を運用する

引き渡しをうけたら、すぐさま運用開始です。運用段階では、入居者募集から賃料の回収、建物の維持管理まで、さまざまな業務があります。しかし、理会社に委託すれば、ほとんど不動産オーナーの作業はありません。引き渡し前には入居者を決め、すぐに運用できる体制を整えておきましょう。

中古ワンルームマンション投資に向いている人の特徴

中古ワンルームマンション投資は、誰でも気軽に始められる投資とは一概にいえません。成功を収めている投資家には、以下のような共通する特徴があります。

・安定的な収入を得ている人
・冷静に判断ができる人
・手間をかけずに資産形成をしたい人

一つでも当てはまる人は、中古ワンルームマンション投資で成功を収めやすい素養があるといえます。それぞれの特徴について詳しく解説していきましょう。

安定的な収入を得ている人

安定的な収入があると、アドバンテージを持って投資を始められます。なぜなら、多くの人は、ローンの融資審査が投資開始への大きなハードルとなっているためです。

金融機関は融資審査において、込者の返済能力を慎重に評価します。正社員として継続的に収入を得ている場合、安定した返済が見込めるとして、融資審査で有利に働きます。特に、勤続年数が長く、収入が右肩上がりの傾向にあると、より高い評価を得られるでしょう。

一方、収入が不安定な場合や、フリーランスなどの雇用形態では、融資審査のハードルが高くなる傾向にあります。たとえ十分な年収があっても、収入の安定性が証明できなければ、評価が低くなり、融資が困難になる可能性があるでしょう。

このように、定的な収入は融資を受けるうえで重要な前提条件となります。着実な収入基盤があることで、長期的な投資計画を立てやすく、金融機関からの信頼も得やすいのです。

冷静に判断ができる人

中古ワンルームマンション投資では、物件選びから運用まで、さまざまな場面で重要な判断が求められます感情に流されず、データや事実に基づいて冷静な判断を下せることが、投資成功の鍵です。

例えば、物件選びの段階では、立地や価格、将来性など、多くの要素を総合的に評価する必要があります。不動産投資会社から提案された物件が複数ある場合、その中から一つを選ばなければいけません。

運用段階でも、家賃の見直しやリフォームのタイミング、重大なトラブル対応など、判断しなければならない場面は多いです。その都度、感情的にならず、状況を冷静に分析して最適な決断を下せる人は、中古ワンルームマンション投資に向いているといえるでしょう。

手間をかけずに資産形成をしたい人

中古ワンルームマンション投資は、管理会社に運営を任せることで、最小限の手間で資産形成を進められる投資方法です。特に多忙な会社員や、投資に時間を割けない方にとって、理想的な選択肢す。

物件管理においては、変に口を出さずにプロの管理会社に一任すると、むしろ効率的な運営が実現します。入居者の募集から家賃回収、建物のメンテナンス、さらには入居者とのトラブル対応まで、すべてプロに任せられます。素人が介入しすぎると、かえってトラブルの原因となる場合もあるのです。

実際、多くの成功している不動産投資家は、細かな管理業務には関与せず、収支の確認程度にとどめています。これにより、本業に支障をきたさずに、着実な資産形成を進められます。

このように、中古ワンルームマンション投資は、手間をかけずに資産形成を目指したい人にとって、最適な投資手段といえるでしょう。

中古ワンルームマンション投資でよくある質問

中古ワンルームマンション投資で多くの人が持つ疑問について1問1答形式でお伝えしていきます。

ワンルームマンション投資をするなら新築と中古のどちらがいいですか?

どちらもメリット・デメリットがあるものの、初心者であれば中古物件の方がおすすめです。なぜなら、新築は購入後数年で価値が下がる「新築プレミアム」があり、資産価値の減少が著しいためです。一方、中古物件は価格が安定しており、利回りも新築より高くなります。特に、立地の良い中古物件は、築年数に関係なく安定した需要が見込めます。

自己資金はいくらあれば始められますか?

物件価格や融資条件にもよるものの、条件が整えば10万円程度の手出しで中古ワンルームマンション投資を始められます。具体的には、優良物件で、投資家本人の年収や職歴などの条件が良好な場合、物件価格のほぼすべてをローンで借り入れることも可能です。ただし、想定外の支出に備え、ある程度の余裕資金は持っておいた方がいいでしょう。

どれくらいの節税が可能ですか?

不動産の規模や年収によって節税できる金額は異なります。減価償却費や経費の計上により、年間数十万円規模から節税効果が見込めます。ただし、具体的な節税額は物件価格や借入条件、個人の収入状況などにより異なるので、注意が必要です。

詳しい節税シミュレーションについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
サラリーマンでも不動産投資で節税できる|節税の仕組みや注意点、始め方も徹底解説

忙しい会社員でも運用できますか?

管理会社に運営を委託すれば、多忙な会社員でも十分に運用可能です。入居者募集、家賃回収、建物メンテナンス、トラブル対応などほとんどの業務を管理会社が担当します。オーナーは月次報告のチェックと収支の確認程度で、日常的な管理の手間はあまりありません。

安い物件の方が運用に適していますか?

必ずしも安い物件が運用に適しているわけではありません。重要なのは、立地や建物の品質、将来性などを総合的に判断することです。立地の良い優良物件は、多少価格が高くても、安定した家賃収入と資産価値の維持が期待でき、投資効率が高いといえます。

管理会社はどのように探せばいいですか?

実績と評判を重視して選びましょう。複数の管理会社の提案内容や手数料を比較し、管理体制や緊急時の対応力も確認しておくのが重要です。また、実績のある不動産投資会社は管理までサポートしている場合も多いので、面談する際に確認しておくのがおすすめです。オーナーへの報告体制が整っている会社や、入居者募集力の高い会社を選ぶと、安定した運営が期待できます。

短期で利益を得ることも可能ですか?

不動産投資は、基本的に長期運用を前提とした投資手法です。短期売買による利益は市況に大きく左右され、リスクも高くなります。安定した収益を得るには、10年以上の長期的な視点で運用することをお勧めします。焦らず、じっくりと資産形成を目指すのが重要です。

どれくらいの金額まで融資を受けられますか?

個人属性や物件の収益性によって異なります。安定的な収入を得ていて、物件の価値が高いと、物件価格の90%以上の融資を受けられる場合もあるでしょう。金融機関によっても判断基準に違いがあります。

まとめ:中古ワンルームマンション投資で効率的に資産形成しよう

中古ワンルームマンション投資は少ない自己資金でも大きな資産を築ける魅力的な投資方法です。物価上昇や増税などによって生活に余裕がなく、貯蓄だけで数千万円の資産を築くのはかなり難しいでしょう。金融機関からお金を借りて始められる投資だからこそ、大きな資産を築けるのです。

将来的な経済不安を減らすためにも、不動産を活用した資産形成は多くの人にとって理想的な投資方法といえるでしょう。

本記事を読んで、概要を理解したものの、不安もあって最初の一歩を踏み出せない…という人は、ぜひJ.P.RETURNSの無料相談を活用してください。プロのコンサルタントがあなたの投資方針を丁寧にヒアリングしながら理想的な投資を一緒に考えさせていただきます。平日の夜でも相談できるので、ぜひお気軽にご活用ください。
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室田 雄飛

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室田 雄飛

J.P.Returns株式会社
執行役員 コンサルティング3部 本部長

J.P.RETURNS執行役員。
J.P.RETURNSに入社後、設立初期より営業部を統括、本部長を務める。以降融資担当部長、流通事業部では仕入れ先開拓業務に従事、後に管理業務部等を歴任。数百戸の投資用区分マンションを販売、自身でも6件の不動産を所有、運用している。現在は自社セミナーを始め、様々な会社との協賛セミナーの講師を務めながら、常に世に発信する立場で不動産業に従事している。

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この記事を書いた人

七海 碧

この記事を書いた人

七海 碧

ファイナンシャルプランナー。ディベロッパーとして再開発に従事したことがきっかけで不動産に興味を持つ。個人では、不動産を軸に据えながら株式や暗号資産にも幅広く投資。
自分自身の投資体験をもとにかみ砕いて分かりやすく説明することを得意とする。大手メディアで金融や不動産ジャンルに特化して執筆を行い、携わった記事は300記事を超える。

資格

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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