20代でも不動産投資で成功できる?20代から始めるメリットや向いている人の特徴を徹底解説

公開日:2025.02.01

最終更新日:2025.02.03

監修者:室田雄飛

執筆者:七海 碧

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンといわれています。物件をしっかり選べば、中長期的には成功する可能性が高い投資手法ではあるものの、借金への抵抗もあり、なかなか最初の一歩を踏み出しにくい特徴があるでしょう。

インフレ対策になる、老後の経済的な不安が減るなど、数多くのメリットがある投資手法なので、多くの人におすすめできます。ただ、いくら中長期的な期待値が高いとはいっても、20代で始めるのは「さすがに早すぎる?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

結論をいえば、20代は不動産投資をするのに早すぎることはありません。むしろ、時間を味方につけられるなど、20代だからこそのメリットも多く享受できる一面もあります。

本記事では20代の不動産投資を取り組むメリットや注意点などを詳しく解説してきます。ぜひ、参考にしつつ、前向きに検討してみてください。

20代で不動産投資をすぐに始めるべき理由

本章では、不動産投資を20代のうちから始めるべき理由について解説していきます。不動産投資で成功するためには、長期的な視点で運用をするのがとても大事になります。そのため、20代で不動産投資を始めるのは、以下の理由でとても有利には働くでしょう。

・老後生活の不安が消える
・時間を味方につけて資産形成できる
・若いうちから取り組むほど投資効果が享受できる

それぞれ詳しく解説していきます。

老後生活の不安が消える

20代の若さで始める不動産投資は、老後の経済的自由を手に入れるための賢明な選択になるでしょう。最大の利点は、物件購入時のローン返済期間を十分に確保できる点にあります。

マンションでの不動産ローンの返済期間は30~35年で設定される場合が多いです。20代で投資を始めれば、60歳前後には完済可能です。これは、多くの人が定年退職を迎える60代よりも前にローンから解放されることを意味します。

ローン完済後は、家賃のほとんどが収入として手元に残ります。もちろん、管理費や修繕費などの支払いは必要になるものの、支出の大部分を占めるローン返済がないので、家賃の大半を自由に使えるのです。収入を年金と組み合わせると、より充実した老後生活の実現につながるでしょう。

さらに、不動産は長期的に見れば価値が上がる傾向にあります。返済終了後、100%所有となった物件は、必要に応じて売却も可能です。万が一の際に売却して現金を確保できることも、精神的な余裕につながるのではないでしょうか。

このように、20代での不動産投資は、老後の経済的な心配を大きく軽減する効果的な投資手法といえるでしょう。早期に行動を起こすことで、将来の経済的自由を確実なものにできるのです。

時間を味方につけて資産形成できる

20代での不動産投資の最大の強みは、時間という最強の味方がいる点です。若くして投資を始められると、否が応でも長期的な視点で資産形成をできるでしょう。

不動産投資は、短期的には市場の変動や経済情勢の影響を受けるものの、10年、20年という長期スパンで見ると、高い確率で利益を獲得できる投資手法です。20代という早い段階で始めれば、一時的な市場の下落にも動じることなく、冷静に投資を継続できます。

また、長期投資により複利効果も期待できます。獲得した利益を次の物件購入の頭金に回すなどして、効率的に投資規模の拡大を狙えるでしょう。

このように、20代での不動産投資は、時間という大きな武器を活用して、着実な資産形成を実現する絶好の機会といえます。早期スタートの利点を最大限に活かし、将来の経済的自由を手に入れましょう。

若いうちから取り組むほど投資効果が享受できる

20代から不動産投資を始めることは、将来的な資産形成に大きな影響を与えます。若くして投資を開始すると、投資に関する知識や経験を早期に蓄積できるからです。

この経験は、不動産投資に限らず、株式投資やFX取引などの他の投資手法にも応用が利きます。例えば、物件の価格変動から学ぶ市場分析力や、家賃収入の管理から得られるキャッシュフローの考え方は、どのような投資にも通じる重要なスキルです。不動産投資は長期視点なので、目先の小さい利益に手を出さない胆力も身に付けられるでしょう。

また、若いうちから投資を始めることで、自然と資産運用への意識が高まります。これにより、無駄な出費を見直し、より計画的な支出管理が身につきます。日常的なコンビニでの買い物や、見栄のブランド品購入を控えると、投資資金の確保のために賢明な消費習慣が形成されるのもメリットの一つです。

さらに物件管理を通じて判断力を養えます。数多くの決断をする経験は、ビジネスシーンでも大いに役立つ経験となるでしょう。

このように、20代からの不動産投資は、単なる資産形成だけでなく、さまざまなスキルを磨く機会としても有効です。早期に投資を始めることで、効率的な資産運用を達成したうえで、人的資本の強化にもなるのです。

20代で不動産投資を始めるメリット

どの年代であっても、きちんと手順を踏んで始めれば、高い確率で成功できるのが不動産投資の特徴です。本章では、そのなかでも特に20代が始める際に感じるメリットに絞って解説していきます。

・レバレッジ効果を活かせる
・生命保険代わりになる
・節税対策になる
・本業に支障が出ない
・価格変動が少ない
・少ない自己資金で始められる
・出口戦略の幅が広い

順番に解説していきます。

レバレッジ効果を活かせる

不動産投資の最大の特徴として、少額の自己資金で高額な物件を購入できるレバレッジ効果があります。これは銀行からの融資を活用して、自己資金以上の投資を実現する仕組みです。

レバレッジ効果は資産形成において絶大なインパクトがあります。例えば、3,000万円の物件を購入する場合、自己資金で300万円だとすると、残りの2,700万円は金融機関からの借り入れになります。この場合、自己資金300万円でも、3,000万円分の資産から得られる家賃収入や値上がり益を得られるのです。これにより、投資効果が300万円のみの時と比べて大きく跳ね上がります。

仮に自己資金を使って300万円の不動産を購入した場合と比べてみましょう。仮に20%価格が上がったとき、さきほどの借り入れを利用したケースでは600万円(3,000万円→3,600万円)の値上がりになるのに対し、300万円の不動産では60万円(300万円→360万円)の値上がりにとどまります。

不動産投資において、お金を借りられるというレバレッジ効果の活用が最大のメリットです。

20代はこのレバレッジ効果を最大限に活用できる絶好の時期です。これから収入が上がっていく時期であり、会社員として既に安定収入を獲得しているのなら、長期のローンを組みやすいといえます。

さらに、20代は体力・知力も充実していて、さまざまな変化にも柔軟に対応できるでしょう。また、その経験が本業に活かせる点も20代ならではの特徴といえます。

このように、レバレッジ効果は20代の不動産投資を加速させる強力な味方となります。若くしてこの効果を活用すれば、効率的な資産形成を可能にするでしょう。

生命保険代わりになる

不動産投資は、家族の経済的保障という面で生命保険に似た役割を果たします。特に20代後半で家族を持っている人は、生命保険は必須になるでしょう。生命保険代わりになる効果は、保険料を削減できるメリットともいえるのです。

例えば、万が一の場合でも、不動産からの家賃収入は遺族の生活を支える重要な収入源となるのです。その秘密は団体信用生命保険(団信)にあります。団信によって、契約者が死亡した際には、残りの借り入れは保険でカバーされ、物件は債務のない状態で遺族に継承されます。

そのまま運用を続けて家賃を受け取るのも、売却してまとまった資金を手に入れるのも、遺された家族の自由です。不動産投資は資産運用をしながらも、実質的に生命保険代わりを果たせるのです。

節税対策になる

20代から不動産投資を始めるのは、効果的な節税対策につながります。具体的には、所得税、住民税、そして相続税においても節税効果をもたらします。

不動産投資では、物件の減価償却費や住宅ローンの金利、修繕費、管理費などの経費を計上して、所得税と住民税を削減可能です。正確にいうと、家賃収入からこれらの経費を差し引いた不動産所得が赤字になると、給料等と相殺でき、課税所得を減らせるのです。特に減価償却費は実際の現金支出を伴わない費用なので、手元のキャッシュフローを確保しながら節税ができます。減価償却費については、以下記事に記載しているので、詳しい仕組みを知りたい人はぜひご覧ください。

不動産投資の『減価償却』を利用して節税できる⁉その仕組みや計算方法までプロが徹底解説

また、将来的な相続対策としても有効です。不動産は相続税評価額が市場価格よりも低く設定される特徴があり、相続税の負担を軽減できる点も魅力です。

本業に支障が出ない

20代は、キャリアの土台を築く重要な時期なので、仕事に全力集中する必要があります。しかし、不動産投資は手間をかけずにすすめられるので、本業への影響を最小限に抑えながら資産運用できるのです。

不動産管理会社に委託すれば、入居者の募集や家賃の徴収、トラブル対応など、ほとんどの実務を任せられます。そのため、不動産オーナーは本業に集中しながら、平行して資産形成を進められるのです。よほど大きなトラブルが起きたり、修繕が必要になったり、といった場合を除いて、管理会社が対応してくれます。オーナーは月1で送られてくる報告書を確認するだけで基本的に事足ります。

20代は仕事のスキルを磨き、キャリアを確立する大切な時期です。この時期に投資に時間を取られすぎると、本業でのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。しかし、不動産投資なら、日々の業務に支障をきたすことなく、着実な資産形成ができるのです。

また、管理会社の利用は、収益性向上にもつながります。なぜなら24時間迅速に対応してくれるので、入居者からの満足度も上がりやすいといえるからです。

価格変動が少ない

不動産投資は、株式投資と比べて価格変動が少ない投資方法です。この特徴は、投資経験の浅い20代にとっては魅力的です。

株式市場では、国際情勢や経済ニュースによって株価が大きく変動する場合もあります。状況によっては、数日で数十パーセントの値動きをするケースもあるのです。投資経験が浅いと、必要以上に心配してしまい、焦って売却した結果、その後の上昇局面を逃してしまう可能性もあるのです。これは投資初心者によくある失敗といえます。

一方、不動産価格は急激な変化が少なく、比較的安定した値動きを示します。このため、投資初心者でも安心して長期的に運用しやすいといえるでしょう。

また、不動産は実物資産であり、家賃収入という安定した収益源があります。たとえ不動産価格が一時的に下落しても、毎月の家賃収入は継続して得られるのも、不動産投資の特徴です。

さらに、不動産価格は地域の発展や人口動態など、比較的予測しやすい要因で変動する傾向にあります。そのため、20代の投資初心者でも、プロのアドバイスを受けながら市場調査を行えば、比較的リスクを見極めやすいのです。

このように、価格変動が穏やかな不動産投資は、20代から始める長期投資に最適です。市場の動きに一喜一憂せず、着実に資産形成を進められます。

少ない自己資金で始められる

比較的少額の自己資金で始められる点も、20代の若手投資家にとって大きな魅力です。収入などの属性にも左右されるものの、数十万円程度の自己資金から始められる場合もあります。

例えば、3,000万円のワンルームマンションでも、自己資金は50万円、差額は借り入れで購入できる場合もあります。50万円は決した安い金額ではないものの、数年以上社会人として働いていれば、捻出できる金額の範疇だといえるでしょう。

他の投資手法では、大きな資産を築くためにはより多くの元手が求められます。株式投資で数千万円規模の資産を達成するためには、長い期間にわたり毎月入金する必要があります。

一方、不動産投資では、最初に数十万円の支払いがあるものの、その後の返済は家賃収入が原資なので、毎月の手出しはほとんどありません。家賃を元手に返済しつつ、返済が終われば、数千万円ものまとまった資産となるでしょう。

このように、少額からでも大きな資産を築ける不動産投資は、あまり自己資金のない20代にとっても資産効率の良い運用手段になります。若いうちから不動産投資を始めることで、着実な資産形成への第一歩を踏み出せるのです。

出口戦略の幅が広い

20代からの不動産投資には、将来の選択肢を幅広く確保できる利点があります。若くして投資を始められると、状況に応じて柔軟な出口戦略を選べるのです。

優良物件への投資は、さまざまな出口戦略を可能にします。例えば、物件価値が上昇した場合は、途中売却によってキャピタルゲインを得る選択があります。20代から始めれば、30代や40代での売却も視野に入り、ライフプランの変更にも柔軟に対応できるでしょう。

また、ローン完済後は、家賃のほとんどが収入となります。この状態で運用を継続し、安定した副収入を得るのも一つの選択肢です。さらに、先述の通り、相続対策としても効果的です。

このように、20代からの不動産投資は、将来の選択肢を広げる戦略的な投資といえます。早期からの投資開始により、人生のさまざまな局面で柔軟な対応が可能となり、経済的な不安を減らせるのです。

20代の不動産投資で失敗しないために大切なこと

不動産投資で成功するためには、逆説的になりますが、失敗しないポイントを理解することがとても大切です。よくある失敗を避けるだけでも、成功確率を大幅に上げられるでしょう。以下の失敗しないために大切なポイントを意識して、不動産投資を始めてみてください。

・物件選びに全力を尽くす
・不動産投資の勉強をする
・信頼できる不動産投資会社から買う
・金利を甘くみない
・リスク対策を怠らない

順番に解説していきます。

物件選びに全力を尽くす

不動産投資の成否は、物件選びでほとんどが決まるといっても過言ではありません。特に20代の投資家にとって、最初の物件選定は将来の資産形成を左右する重要な決断となります。

立地が良い優良物件は、長期的な需要が見込めます。駅から近い、生活利便施設が充実している、築浅で設備が整っているなど、物件自体の魅力が高ければ、空室リスクは自然と低くなるでしょう。これにより、安定的な家賃収入を確保できます。

一方、エリアや建物の質に問題がある物件は、後からの改善が極めて困難です。例えば、交通の便が悪い場所や治安の良くない地域は、いくら家賃を下げても入居者の確保に苦労します。

手を尽くしても空室続きになる事態を避けるために、本業が忙しい20代であっても、物件選びの段階だけは妥協せず、十分な時間をかける必要があります。実際に現地を訪れ、周辺環境を確認し、複数の物件を比較検討してください。

物件選びは不動産投資の成功を左右する最重要ポイントです。20代だからこそ、将来を見据えた慎重な物件選定が求められます。スタートにつまずいてしまうと、将来的な資産形成に困ってしまうでしょう。

不動産投資の勉強をする

不動産投資は高額商品を扱う資産運用であるため、十分な知識がないまま始めるのは大きなリスクを伴います。特に20代の投資家は経験が浅く、悪質な業者のターゲットになりやすい立場です。そのため、必ず最初は不動産投資の基礎知識を学びましょう。

投資金額は数千万円規模に及ぶため、失敗すると生活基盤を揺るがす深刻な事態に発展する可能性があります。例えば、利回りを過大に見積もられたり、物件の欠陥を隠されたりするケースです。これらの詐欺的な取引に巻き込まれると、数百万円以上の損失を被る恐れがあります。

そのため、不動産投資の基礎知識を身に付けることは、自己防衛の観点から極めて重要です。物件の適正価格、収支計算の方法、契約上の注意点など、最低限の知識を習得しておく必要があります。

業界の常識や取引の流れを理解しておけば、不自然な提案や怪しい商談にも気付きやすくなります。経験豊富な投資家や専門家のアドバイスを積極的に取り入れ、知識を深めることも有効です。

このように、不動産投資の勉強は、20代の投資家が安全に資産形成を進めるための必須条件といえます。正しい知識を身に付けることで、より確実な投資への第一歩を踏み出せるのです。

どのように勉強を始めたらいいか分からない…という人に向けて、J.P.RETURNSでは無料書籍無料動画をプレゼントしています。最低限覚えるべきポイントに絞って説明しているので、ぜひご活用ください。スマホで見られるので、通勤の合間などでもインプットできます。

信頼できる不動産投資会社から買う

信頼できる不動産投資会社との取引は、成功率を高める大きな要因になります。経験の浅い若手投資家は、市場全体を見て、判断するのが難しいため、プロのサポートを受けられるのはアドバンテージになるのです。

優良な不動産投資会社は、顧客のニーズや条件に合わせて最適な物件を厳選して提案します。収益性、立地、将来性など、さまざまな観点から物件を精査し、投資価値の高い物件だけをフィルタリング可能です。これにより、投資初心者でも簡単に質の高い物件にアクセスできます。

また、件探しの時間を大幅に削減してくれます。本業が忙しい20代にとって、自分の理想を叶える物件を探しだすのは、スキル的にも時間的にも困難です。

さらに、信頼できる不動産投資会社は、取引後のサポートも充実しているケースが大半です。管理サービスを持っていて、賃貸運営のアドバイスなど、投資成功に向けた継続的なサポートを提供してくれるでしょう。

このように、信頼できる不動産投資会社を見つけるのは、投資の成功確率を大きく高める重要な要素です。20代という早い段階から、優良なパートナーと投資を進められると、確実な資産形成が実現できるでしょう。

金利を甘くみない

不動産投資において、金利の影響は想像以上に大きなものです。長期のローンでは、金利は数百万円以上の利益の差に直結します。

例えば、3,000万円のローンを35年で借りた場合、金利が1.5%と2.5%では返済総額に大きな差です。1%だと、返済総額が約3,850万円なのに対し、2%では約4,500万円となり、たった1%の違いで約650万円もの差が発生します。

この650万円という金額は、支払いコストの差になり、利益に直結するのです。つまり、金利が1%高くなるだけで、35年間で得られる利益が約650万円も減少するのです。

物件価格が上がれば、さらにこの差は開きます。

また、将来の金利上昇リスクも考慮に入れる必要があります。変動金利を選択する場合は、金利上昇時の返済額増加も想定しておかなければなりません。金利上昇しても、耐えられるかどうかは、あらかじめシミュレーションしておく必要があるでしょう。

このように、金利は不動産投資の収益性を左右する重要な要素です。手間にはなってしまうものの、さまざまな金融機関の金利を比較検討し、最適な条件を選ぶことが利益最大化につながります

リスク対策を怠らない

不動産投資はさまざまなリスクが潜んでいます。20代の投資家は、特に長期的な運用になるのでリスク対策を万全にしておく必要があるでしょう。適切な対策を怠ると、万が一の際、投資計画が大きく狂う可能性があります。

例えば、災害リスクへの対策で、火災保険への加入は必須です。万が一の火災で建物が損壊した場合、修繕費用は数百万から数千万円規模になります。保険未加入だと、挽回不可能な損害になってしまします。

また、地震保険も重要な対策の一つです。日本は地震大国であり、大地震による建物の損傷は現実的な起こりえます。新耐震基準の物件であれば、倒れるというような大きな損害はないにしても、被災時の修繕費用の発生は十分考えられるでしょう。

他にも空室リスク、資産価値下落リスクなど、さまざまなリスクがあります。多くの人が気にする家賃収入が途絶える空室リスクへの対策は以下記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
空室リスク対策ができれば不動産投資は成功できる?原因と対策を解説

20代からの不動産投資に向いている人の特徴

不動産投資は手順を踏めば、高い確率で利益を得られる投資手法です。しかし、下記の特徴を持っていると、不動産投資に向いている人といえ、より有利に始められるでしょう。下記の一つでも満たしていれば、アドバンテージを持って不動産投資に取り組めるので、ぜひ前向きに検討してみてください。

・安定的な収入がある人
・決断力がある人
・将来的にゆとりのある生活をしたい人

それぞれ解説していきます。

安定的な収入がある人

安定収入は、不動産投資を成功に導く重要な要素です。金融機関からの評価を高め、融資審査を有利に進められるのが大きな強みとなります。

不動産投資では、物件価格のほとんどを銀行からの融資で賄うのが一般的です。この際、金融機関は申込者の返済能力を厳密に審査します。返済原資は家賃ではあるものの、安定的な収入があれば、毎月のローン返済に対する不安が少なく、融資を受けやすい立場となります。そのため、安定収入がある人は不動産投資に向いているといえるのです。

例えば、大手企業の正社員や公務員は、収入の安定性が高く評価されます。また、同じ会社での勤続年数が長いことも、信用力を高める重要なポイントです。一方、フリーランスや個人事業主は、収入の変動が大きいため、年収が高くても、融資審査で不利になってしまうでしょう。

さらに、安定収入があると、万が一の空室時も家賃収入の減少を本業の収入でカバーできます。これは、投資の安全性を高める重要な要素となり、金融機関からの評価にも高まります。

このように、不動産投資の成功確率を高める大きな要因なるため、安定収入のある人は不動産投資に向いているといえるのです。

決断力がある人

不動産投資では、さまざまな場面で重要な決断を迫られます。的確な判断力を持ち合わせている人ほど、投資を成功に導きやすい傾向があります。

物件選びの段階から、立地、価格、築年数、間取りなど、多くの要素を総合的に判断する必要があるでしょう。例えば、駅から少し離れているが利回りの良い物件と、駅近だが利回りの低い物件の選択を迫られることもあります。このような場面で、プロのアドバイスを受けながらも、自身の投資方針に基づいて明確な判断を下せることが重要です。

また、運用開始後も決断の機会は多いです。家賃の値上げや値下げ、設備の交換時期、部屋内の修繕の実施など、収益に直結する判断を次々と求められます。信頼できる不動産会社からアドバイスを受けていても、最終的な決定は投資家自身が下す必要があります。

さらに、予期せぬ事態への対応も必要です。入居者とのトラブルや突発的な修繕など、基本的には管理会社が対応しますが、問題の程度によっては、迅速な判断が求められる場面もあるでしょう。

このように、決断力は不動産投資において不可欠な資質です。とはいえ、過去の対応方法を含め、不動産投資会社のアドバイスは常にもらえるので、必要以上に心配にならなくても大丈夫です。

将来的にゆとりのある生活をしたい人

不動産投資は、将来を見据えて計画的に資産を築きたい人に最適な選択肢です。日々の生活だけを考えるのではなく、将来を考えている人は長期的な目線が備わっているので、この投資に向いているといえるでしょう。

不動産投資は、一朝一夕に結果が出る投資ではありません。すぐにまとまった報酬を得るのは困難です。しかし、長期的な視点で取り組むことで、大きな資産を形成できる可能性を秘めています。毎月の家賃収入を原資にした返済は着実に自分の資産を膨らませます。

先述の通り、不動産投資は老後の生活設計において強みになります。年金だけでは十分とはいえない退職後の生活も、安定した家賃収入があれば、より豊かなものになるでしょう。例えば、月に15万円程度の家賃収入があるだけで、年金と合わせて快適な生活水準を維持できます。

このように、将来を見据えた計画的な資産形成を望む人にとって、不動産投資は向いていいます。将来的な目標があると、目先に捉われずに淡々と運用を続けられるでしょう。

不動産投資を始める手順

この章では、不動産投資を始めるにあたり最初から細かくステップを解説していきます。おおまかな流れを知っておくと、次にやるべきことが分かるので、スムーズに進められるでしょう。

ステップ①不動産投資の勉強をする
ステップ②信頼できる不動産投資会社を見つける
ステップ③物件を探し、契約をする
ステップ④物件の引き渡しをする
ステップ⑤運用を始める

順番に解説していきます。

ステップ①不動産投資の勉強をする

不動産投資は多額の資金を扱う投資であり、知識不足による失敗は大きな損失につながります。そのため、最初に基礎知識を身に付けることが重要です。何から手をつけていいか分からない人はJ.P.RETURNSの無料書籍無料動画を活用してみてください。スマホで視聴できるので、忙しい会社員でも通勤中などのスキマ時間でインプットできます。

ステップ②信頼できる不動産投資会社を見つける

失敗する確率を減らすため、物件探しの時間を削減するために信頼できる不動産投資会社を見つけてください。見極めるためには、過去実績や口コミを調べるのが重要です。また会社との相性もあるので、無料面談等を活用してみてください。急かしたりしないか、しっかり話を聞いてくれるかが大事なポイントです。

J.P.RETURNSでは、プロのコンサルタントがどのような投資をしたいかから、丁寧にヒアリングしたうえでアドバイスいたします。相談は無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
無料相談をする

ステップ③物件を探し、契約をする

物件選びは不動産投資の成功を左右する重要なステップです。信頼できる不動産投資会社が提案する厳選された物件から選べば、失敗する可能性は低いといえます。そのため、プロに相談しながら、判断するのがおすすめです。

物件が決まったら、売買契約に向けた具体的な準備に入ります。平行して金融機関も探しましょう。不動産投資会社が提携している金融機関を選ぶと、有利な融資条件を引き出せるかもしれません。

ステップ④物件の引き渡しをする

引き渡しを受けて、正式に物件オーナーになります。引き渡し時には前所有者から重要な書類やカギを受け取ります設計図面や修繕履歴、各種保証書など、物件に関する資料は確実に引き継ぎましょう。何か分からない点があれば、不動産投資会社の担当者に確認してみてください。

ステップ⑤運用を始める

引き渡し後は不動産オーナーとしての運用が始まります。売買契約終了後は管理会社と入居者募集などを始め、引き渡し後すぐに運用に入れるように先回りして動いておきましょう。

20代から始める不動産投資のよくある質問

20代から不動産投資を始めるにあたり、よくある質問に回答していきます。

あまりお金がなくても始められますか?

不動産投資は20代であまり自己資金がなくても始められます。個人属性にもよるものの、安定収入があれば、数十万円程度の手出しで始められる場合もあります。自分の状態で不動産投資を始められるか気になる人は、ぜひ無料相談を利用して聞いてみてください。
無料相談をする

本業が忙しくても不動産投資はできますか?

20代は仕事が忙しい時期ですが、不動産管理会社を活用すれば十分に両立可能です。入居者対応や建物メンテナンス、家賃回収などの日常業務はすべて任せられます。物件購入時以外は、ほとんど手間がかからない投資方法といえます。

若くして不動産投資を始めるメリットは何ですか?

20代からの投資開始は、35年という長期ローンが組めるため、月々の返済負担を抑えられます。また、若くして投資経験を積むことで、将来的な資産形成の幅が広がります。遅くとも60歳前後でローンを完済でき、退職後の安定収入も確保できるので、老後不安をなくせるでしょう。

始める際、最初にやるべきことは何ですか?

まずは不動産投資の基礎知識を身に付けることです。物件選びの基準、収支計算の方法、税金の仕組みなど、学ぶべき内容は多岐にわたります。最初の学習にはぜひ、J.P.RETURNSの無料書籍無料動画をご活用ください。

会社の副業規定に引っかかりませんか?

多くの会社で、不動産投資は副業規定の対象外です。株式投資などと同様に資産運用の一環として扱われるケースが多いです。ただし、銀行員や公務員は規模など、制限が入る可能性があるので、心配な方は人事部門に確認しておくといいでしょう。

空室になったらローン返済はどうなりますか?

空室時もローン返済は止まりません。そのため、空室の際は、自己資金から返済を捻出する必要があります。入居者の入れ替わりなどは勘案したうえでシミュレーションしておきましょう。

将来マイホームを買うのに影響は出ますか?

投資用不動産のローンは、マイホーム購入時の借入可能額に影響します。投資物件からの家賃収入も収入として計算される場合もある一方、赤字が続くとマイナスの評価になる場合もあるなど、ケースバイケースです。また、金融機関によって評価基準は異なります。

まとめ:不動産投資は20代にとても有利

本記事では20代の不動産投資に絞って、メリットや失敗しないために大切なことを説明しました。長期視点で考えると、20代で始めるのはとても理にかなっていて、少ない資金で資産構築するにはこれ以上ない投資手法といえます。

一方で、高額になるので、失敗してしまうと大きな痛手を負ってしまいます。実績のある不動産投資会社などの知見を活用してから始めるのが、失敗しないために重要です。

J.P.RETURNSでは数多くの投資実績と99%を超える驚異的な入居率を誇り、これまで多くの方々の資産づくりを支援してまいりました。

本記事でご紹介したように、不動産投資で成功を収めるためには、物件選びが重要です。これらの基本原則を押さえたうえで投資を進めれば、継続的な収益が見込めます。20代から資産形成を始めれば、老後の経済的な心配はほとんどなくなるといっても過言ではないでしょう。

不動産投資をご検討中の方は、ぜひJ.P.RETURNSの個別相談(無料)をご活用ください。豊富な知識を持つ専門アドバイザーが、お客様の目的や条件に最適な投資戦略をご提案いたします。20代で初めての資産運用の一歩を、この機会に踏み出してみませんか?
無料相談をする

Real Estate

【 現役トップ営業マンが解説 】 初心者から経験者まで必見セミナー

「マンション投資って儲かるの?」「不動産投資のメリット・リスクは?」など、みんなが知りたいポイントを徹底解説いたします!

Supervisor

監修者

この記事を監修した人

染谷 重幸

この記事を監修した人

染谷 重幸

大学在学中に家庭教師のアルバイトをきっかけにデイトレーダーへ転身。24歳で資産運用法人を設立する。25歳から大手投資用マンションディベロッパーと業務提携後、およそ6年間にわたり資産運用アドバイザーとして活躍。その後、大手不動産仕入れ会社で販売統括責任者として従来の投資用物件の流通システムを革新するプロジェクトを立ち上げる。国内最大規模の投資イベント「資産運用EXPO」で登壇実績があり、同業他社からも多くの見学者が立ち見の列を作った。2020年にJ.P.RETURNSに参画。オンラインでの商談やWEBセミナーを導入し、コロナ禍でも年間300件以上の顧客相談を担当している。

資格

宅地建物取引士、ファイナンシャル・プランナー(AFP)

Writer

執筆者

この記事を書いた人

七海 碧

この記事を書いた人

七海 碧

ファイナンシャルプランナー。ディベロッパーとして再開発に従事したことがきっかけで不動産に興味を持つ。個人では、不動産を軸に据えながら株式や暗号資産にも幅広く投資。
自分自身の投資体験をもとにかみ砕いて分かりやすく説明することを得意とする。大手メディアで金融や不動産ジャンルに特化して執筆を行い、携わった記事は300記事を超える。

資格

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

Recommend

関連記事

TOP

確かな価値ある不動産投資J.P.RETURNS

まずは資料を見てみる