- 1 Q1. 「ウチノカチ」をスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?
- 2 Q2. 「ウチノカチ」の概要を教えていただけますでしょうか?
- 3 Q3. 2014年からスタートされた中で、特に力をいれてきたポイントなどはありますか?
- 4 Q4. 物件の種類ごとに価格相場などが分かりますが、どのように信頼できるデータを集めているのですか?
- 5 Q5. 国内最大級の不動産価格相場・情報サービスだと思いますが、他社のサービスと比べてどこが強みでしょうか?
- 6 Q6. 相場を調べた後はどのようにウチノカチを使えばよいでしょうか?おすすめの活用方法などはありますか?
- 7 Q7. 最近YOUTUBEチャンネルを開始されたようですが、今後どういった情報を発信していく予定でしょうか?
- 8 Q8. ウチノカチは不動産テック協会のカオスマップにも掲載されていると思います。今後の不動産テック業界の将来性について、お考えなどあればお聞かせください。
- 9 Q10. 最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!
- 10 最後に
不動産を「買うとき」「売るとき」「借りるとき」「貸すとき」には必ず価格の相場を確認すると思います。
そんな時に活用したいサービスを紹介します。それが「ウチノカチ」です。
ウチノカチでは、全国25万地点、2万以上の沿線・駅周辺の、中古マンション、中古住宅、土地の相場を、クリックだけで簡単に調べることができます。
今回は、「ウチノカチ」を運営しているウチノカチ様にインタビューしました。
Q1. 「ウチノカチ」をスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?
弊社では、不動産価格相場サービス「ウチノカチ」および、公示地価・路線価(相続税評価額)・固定資産税評価額サービスの「トチノカチ」の2種類のサービスを提供しています。いずれも、無料でユーザー登録なしにご利用いただくことができます。
サービスを開始したきっかけは、開始当初、不動産価格情報は、一般の方が気軽に調べることが難しく、不動産取引の際に購入または売却を検討されている方が不利な立場に立たされることが多いため、不動産取引価格の透明化・大衆化を目的としてスタートしました。
例えば、マンションの価格相場であればエリア、沿線・駅ごとに築年数に応じてどのような価格推移で物件価格が変化するのかといった点や、駅距離に応じてどのように価格が変化するのか、ウチノカチを利用することで、ユーザーは詳細な物件価格相場を短時間で調べることができます。
Q2. 「ウチノカチ」の概要を教えていただけますでしょうか?
弊社では、不動産価格相場サービス「ウチノカチ」および、公示地価・路線価・固定資産税評価額サービスの「トチノカチ」の2種類のサービスを提供しています。いずれも、無料でユーザー登録なしにご利用いただくことができます。
「ウチノカチ」は、不動産の取引価格相場に関する総合情報サービスであり、物件の購入・売却の際の参考情報としてご活用いただくことができます。「トチノカチ」は公示地価・路線価・固定資産税評価額など、公的機関の発表する土地の評価額情報を提供しており、相続税や固定資産税の算定などにご活用いただくことができます。
ウチノカチは、マンション、住宅、土地および賃貸物件の価格相場・推移、家賃相場・推移がひと目でわかる、無料のウェブサービスです。国土交通省、過去15年間、合計420万件の取引情報に基づいた豊富なデータにより、不動産売却・不動産ビジネスなどさまざまなライフイベントにおいて広くご活用いただくことができます。エリアは、全国25万地点、2万以上の沿線・駅周辺をカバーしており、クリックだけで簡単に調べることができます。
「トチノカチ」は全国約10,000エリア、駅周辺の公示地価・路線価および固定資産税評価額をクリックだけで簡単に調べることができます。地価情報は、国土交通省の地価公示および都道府県地価調査に基づいており、算定結果は土地取引の際の参考情報としてご活用いただくことができます。
Q3. 2014年からスタートされた中で、特に力をいれてきたポイントなどはありますか?
特に力を入れてきたポイントは、価格相場の変化をグラフで表現することにより、不動産の価格相場をユーザーが視覚的・直感的に把握できる点です。これにより、短時間で不動産の価格相場感を把握することができます。
また、他社サービスでは不動産の想定取引価格を範囲として算出するものが一般的ですが、ウチノカチでは金額を回帰分析により直接算出して提示しています。
また、算定条件に類似する条件の過去の不動産取引(取引時期、条件および価格)も確認することができるので、実際の不動産取引の際に想定取引価格の算定結果だけでなく、実際の取引内容も確認しつつ検討することができます。また、算定結果は、PDFレポート形式でダウンロードできますので、例えば、印刷やメール添付など取引相手との情報交換にもご活用いただくことができます。
Q4. 物件の種類ごとに価格相場などが分かりますが、どのように信頼できるデータを集めているのですか?
価格相場の算定にあたっては、国土交通省が提供する土地総合情報システムのデータおよび、REINS(不動産流通標準情報システム)に基づく信頼性の高いデータを利用しており、常に最新のデータとなるように更新を行っています。
Q5. 国内最大級の不動産価格相場・情報サービスだと思いますが、他社のサービスと比べてどこが強みでしょうか?
まず、「ウチノカチ」は土地、住宅、マンションに加え、農地および林地、賃貸物件など、非常に幅広い物件を対象としており、エリアも全国25万地点、2万以上の沿線・駅を対象としており、カバーエリアが広い点が強みといえます。
また、ユーザー登録なしに推定取引価格(価格相場、売却相場)を直接算定できるため、気軽にご利用いただくことができるサービスである点が強みといえます。
「トチノカチ」においては、全国1万地点の公示地価・路線価(相続税評価額)・固定資産税評価額を算定することができ、また相続税や固定資産税の算定方法についての情報も案内しており、従来、専門家へ依頼する必要があった内容を、自分自身で簡単に算出することができる点に強みがあるといえます。
Q6. 相場を調べた後はどのようにウチノカチを使えばよいでしょうか?おすすめの活用方法などはありますか?
調べた価格相場は、土地の購入、売却など自由にご活用いただくことができます。マンションにおいては、築年数に応じて物件価格がどのように推移するのか予測ができますので、人生のライフプラン・住み替えの際の参考情報としてご利用することができます。
例えば、10年住んだらマンションがいくらくらいで売れるかを算出することで、共益費・修繕積立金などの支払い金額を考慮しつつ、次の住み替え時期、住み替える物件の価格帯などを試行錯誤しつつ購入物件検討時の参考にご利用いただけます。
また、「トチノカチ」においては相続税の納税額や固定資産税の税額の概算金額を計算することができるので、相続などのライフイベントに際してどの程度の金銭負担が必要となるか予め概算金額を確認することができます。
Q7. 最近YOUTUBEチャンネルを開始されたようですが、今後どういった情報を発信していく予定でしょうか?
不動産がいくらで取引されているのか、価格相場を知りたい方はたくさんいらっしゃると思います。ウチノカチは、不動産取引に関する総合メディアですが、掲載内容は豊富ですが、操作方法が複雑な点があるため、YouTubeで操作方法、価格相場の調べ方の操作手順を案内しています。
今後は、初めてのユーザーでも手軽に不動産を調べたり、不動産相場情報の活用方法についての情報を発信していきたいと思います。
● ウチノカチ チャンネル⇒ こちら
● トチノカチ チャンネル⇒こちら
Q8. ウチノカチは不動産テック協会のカオスマップにも掲載されていると思います。今後の不動産テック業界の将来性について、お考えなどあればお聞かせください。
日本の不動産取引は旧態依然とした部分がまだまだ大きい業界であるように感じています。コロナ禍などの影響もあり、不動産テック業界を取り巻く環境はとても早いスピードで変化しています。
「ウチノカチ」、「トチノカチ」は、一般の方や不動産会社からも広くご利用いただいているサービスです。不動産テック業会はますます発展していくと思いますが、その中でもお客様へしっかりと価値を提供していきたいと思います。
Q10. 最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!
不動産取引は、普通の方であれば、人生の中で数回しかない大きなライフイベントです。取引において、これまでは不動産会社の情報のみ依存する必要があり、不利な取引条件となる場合が多かったように思います。
一方、「ウチノカチ」、「トチノカチ」を利用することで、自分自身でも情報収集ができる時代が到来しました。読者の皆様には、単に不動産会社の情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身でもエリア、築年数などの相場感を身につけて、目的(生活の質向上)を明確にし、不動産取引に結び付けていただきたいと思います。
今後、利用者は、ますます自分自身で不動産取引について勉強を進め、知識が向上していくと思います。「ウチノカチ」および「トチノカチ」も、利用者の方々の満足度を向上させるためコンテンツを強化していきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
自分でなんでも調べられる時代だからこそ、「ウチノカチ」「トチノカチ」といったサービスを活用しながら、不動産に関する知識を身に付けていきたいですね!
気になった方は、ぜひ「ウチノカチ」公式サイトをチェックしてみてください。